北区の予算案が発表!小中学校の給食無償化や駅周辺の再開発費用も

こんばんは、佐藤ことです。

北区議会議員選挙まで残り約70日!

本日は先日発表された予算案について。

予算編成方針を要約すると…

  • 日本経済は投資が促され、国や東京都の税収は過去最高が見込まれる(先行きリスクはあるが)
  • 北区では、特別区税、特別区交付金など一般財源の伸びを見込んでいる
  • 2つの最重要課題、3つの優先課題への対応のほか、新庁舎整備、本格化する駅周辺まちづくりや学校改築など、行政に対応が求められてる
  • 物価高ほか山積する課題の解決に取り組むとともに、 区民福祉や区民サービスの向上に寄与する事業を中心に新規事業を行う
  • 基金の柔軟な運用、将来負担を考慮した特別区債の発行などにより財源確保、積極的予算とする

北区の予算は毎年だいたい1500億円ほどでしたが、今回は前年比22%アップで約2000億円。

歳入を詳しく見ると、方針にも「基金の柔軟な運用)とあるように、基金からの繰入金が93億円→303億円になっておりここが一番インパクトとしては大きそうです。

歳出は、構成比で見ると福祉費が45.4%。例年は50%を超えているんですが、今回は新庁舎整備基金への移し替えで諸支出金が増額しているため、福祉費も増額しているもの比率としては50%を切っています。

かなり福祉費の割合が大きいので、おとなり豊島区のように、「福祉費」(高齢者・障害者福祉、生活保護などの経費)と「子ども家庭費」(保育園の運営、児童手当の給付などの経費)に分けてみてもいいかもしれません。

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次に、2つの最重要課題と3つの優先課題について。

2つの最重要課題とは「地域のきずなづくり」「子育てファミリー層・若年層の定住化」、

3つの優先課題は「地震・風水害に強い安全・安心なまちづくりに全力」「長生きするなら北区が一番」「子育てするなら北区が一番」となっています。

これらは中期計画である「北区基本計画2020」の中で定められています。

基本計画も令和5年で改定予定のはずですが、予算案見る限りは課題は据え置きなのかな…?

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子育て世代にとっては、区立小中学校の給食費無償化が盛り込まれたのも嬉しいポイントです。

こちらの記事ですでに書いていますが、予算案に盛り込まれたことで正式に区議会に諮られます。予算案が通れば4月から無償化になります!

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また、個人的に特に気になったのはDX推進

「赤羽会館・滝野川会館等でも新たにキャッシュレス決済導入」
これは嬉しすぎる!北とぴあはあるのに赤羽会館にはなくて不便だったWi-Fiも整備予定とのこと。

「令和6年4月の入園分から AI を活用した保育所の入所選考を開始」
北区は毎年の自治体に比べて発表時期が遅いことも気になっていました。

北区で落選しても、区境なら他自治体を検討したいときに、発表時期が遅いことで保活で困る人が多くいました。AI入所選考で効率化が進み、発表も早くなることを期待!

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あとこれは予算案とは直接関係のない余談ですが、歳出歳入の内訳を表すのに3D円グラフやめませんか…?

3Dだと手前の要素がどうしても大きく見えますし、そもそも要素が多い時は円グラフは見にくいです…。改善してもらえると嬉しい。

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北区予算案は2/22から始まる令和5年第1回定例会にて区長から北区議会に説明され、予算特別委員会での議論を経て本会議で議決さると、私たちの税金の使い道が決まるわけです。

今年はそのあと4月に北区長選そして北区議会議員選挙が行われることもあり、区長にとっても区議にとっても自分の提案が通れば実績として選挙でアピールできるタイミングです。

もちろん必要なところに予算をかけることは大切ですが、持続可能な自治体運営も大切です。注目していきましょう!

それでは今日はこのへんで。